台風とともに

今年も印象に残る災害がいくつか起きた。特に台風の被害が大きく、また事前にJRが止まると言うイメージが出来上がった年でもあったと思う。何をするにしても余裕を持ってやる事は良い事だと思う。起きてからだと遅いのだ。

 

9月末で(一応)約18年間近く勤めた会社を退職した。退職するまでに社名が4つ変わった。新卒で入った時にはこんな事になるとは想像してなかったし、『どうしたい』って事も無かったように思う。それなりに一生懸命働いて来たけれど、どう言う事がしたいって事は無かったように思う。ただ、場面ごとにはやりたい事を選択できてきたので、あまり後悔は無い(こうすれば良かったなぁ〜と言う気持ちはあるが)。

 

今はScalaをやり始めて、更にそれとは別に小学校の算数から数学を再勉強してて、遂には大学レベルの数学に入門し始める事が出来ている。昔は個人的にアプリ作って、Webシステム作って(Google App Engine)とかやってみたけど、どれも中途半端だと感じていた。そんな中、昔やりかけで終わったアセンブリ言語を勉強し直した。この『再勉強』が転機だったのかもしれない。『なんとなく分かった』レベルをなんとかしたくて、実際に環境を作って、手で入力して、学んだ事を簡単にまとめてって言うのを繰り返すようになった気がする。アセンブリを個人的に再勉強する事が出来て、仕事では死ぬほどSQLOracleだけど)とExcelを見て、データも一杯見て、Javaを少しだけ見てた状態から、あるWebのブログでScalaに出会い、勉強をしようと言う意欲を持つ事ができた。きっかけとなったブログに本当に感謝したい。Scalaを始めて3年以上経ったけど、本当にまだまだ未熟だ。。。と言うよりもそもそもデータ構造とアルゴリズムにも詳しく無くて、その辺りも学んでいたのだけど、ようやくAtCoderのABCのABは簡単に解けるようになってきた。これからC問題に取り組んでいきたい。『しっかり身についた知識』が無いと解けない問題があるので、ここもしっかり体に染み込ませて行きたい。

 

 

今日から新しい職場に出勤した。直近の約9年間とは異なり、10年近く前の状態の職場の雰囲気を感じた。『”課題”が組織をどのような形で維持するか?』ではなく、今日出勤して聞いた状況では、『ソフトウェアで解決可能な課題を、自分たちはどう会社として取り組むか?』であった。世の中に受け入れられている企業なので、お互いに学び、日々充実した生活を継続できるような組織になるように貢献できればと思う。 

 

10年後どうしたいかを聞かれたのは唐突だったけど、技術を突き詰めたいか、管理職かと聞かれて、少し返答に困ったけど、管理職と答えた。前職では技術と答えていたのだが、前職の管理職の意味合いは『経営者(営業サイド)』的な意味合いが強かったので苦手意識があったのかもしれない。良い事業内容があって、企業としてもスケールする段階で、それなりの経験を重ねて来た自分にとって、メンバー間の調整と言う役割が役に立ちそうに感じているので、真摯に取り組みたいと思う。残り30年の人生の3分の1ぐらいはかける事になるだろう。

 

60歳の方の定年退職エントリーがあったけど、心からカッコいいと思った。自分には到底及ばないキャリアだけれども、60歳になっても学ぶ姿勢だけは真似したい。その年齢になるまで、新しい会社でも技術的に尖ったメンバーと長く働く事が出来ればと思う。

 

これだけ前向きになれる機会を貰えて自分はラッキーだ。