夏休みの宿題の残り

今年のお盆もなんだかんだとゆっくり休めました。休み中には子供とプールに行ったり、ゲームしたり、ポケモンGOしたりと普段の生活を楽しんだ感じです。今年は先々月に旅行も行けたので満足できた夏を過ごせました。

旅行前に割と大きな決断をしたのですが、その事が頭から離れない状態がしばらく続きました。悩んでも結局は答えを出していたので、結論は変わらないのですが、やっぱり切り替えはムズカシイと感じたものです。来月はこの事を振り返って買い手みよう。

 

そんなこんなで悩んでた答えを求めてお盆前に書籍を買って、子供と遊ぶ合間に読んでました。

Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方

Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方

 

1. 読もうと考えた動機

 今の会社にいて、今の案件に携わっていて、なんとか解決策が無いか模索しているような感じ。『保守』として案件に携わっていて、業務内容の曖昧さにいつも迷っていたように思う。完全にバッチ処理なので、『使いやすさ』、『見た目』とか『広く一般的に受け入れらる』とか『モダンな』とかの要素が全く無かった。ただ単に速さ・正確性が求められていたように思う。ただし、『数字』を扱うシステムなので、その数値をどんな軸で見せるかと言うのは大事だったと思う。『窓口・営業・企画』や『基盤・運用』は別”組織”がやっていた。自分達は”上流工程”から流れてくる仕事を、うまくこなして、流れに乗せていたような感覚である。そんな中、たまたま本書の紹介を見かけたので、まとまった時間が取れそうだったので読んだ。あとで書くけど、”組織”や”上流工程”に対する課題に関して、解決可能な範囲は決まっていると感じた。読んでみて、凄く納得できる部分もあったし、参考になる部分もあった。但し、但し書きがあるような感じ。

 

2. DevOpsって

海外で始まった文化的な運動。まとめてくれてる資料はこちらです!これを読んで読んで見よって背中を押されたかも。

www.ryuzee.com

 

私は誤解なく書籍を購入したのだけど、DevOpsって言う単語だけで捉えると、”開発チームと運用チームの協力で色々自動化する事”や”ツールで自動化”みたいなイメージが先行してしまうと思う。(どう効率化するかを考えていて、DevOpsに興味を持ったのが元々の動機ですし)

この書籍に書いてある内容は、人間関係の大事な部分や、組織をどう作っていくかのところに力点が置かれており、ケーススタディ的な書き方がされている。特にIT系で花形と思われている開発側からの視点ではなく、運用やサポートチームからの視点が多い。

 

最初に説かれているのは、コラボレーションである。同じ目標に向かって、チーム内で協力しあって仕事を進める姿勢である。固定思考と成長思考の違いや、どう言った仕事の進め方がチームに影響を与えられるかが記述されている。特に自分に響いたのは、『感謝の表明』である。いつだったか忘れたけど、妻の母が私の事に対して、『あまりありがとうって言わへんよね』って言ってた事を聞いた。とりあえず感謝の気持ちがあったので、それ以来普通に言葉に出して、感謝の気持ちを普段から伝えるようになった。周囲にちゃんと伝わってるかどうかは自信は無いが、心がけているつもりだ。

次にアフィニティ(好み、相性とかの事?コラボレーションとの違いがイマイチピント来てません)。どちらかと言うと個人より、チーム間の関係に関して述べられている。このあたりは、昔父親と仕事について会話していた時に、「営業が仕事取って来なかったら、仕事無くなるやろ」って言われた言葉が重い。めったに父親とは仕事の話とかしなかったけど、これだけは強烈に覚えている。それ以来、”営業”と言う言葉に対する偏見は無くなったように思う。お互い一生懸命仕事してるよね。ちゃんとこっちから伝えれば、わかってくれる部分もあるよね。両輪やよねって思いが強い。それの開発と運用チーム版みたいな感じの事が書かれている。

あと、ツールとスケーリングについても書かれているけど、良かったら書籍を読んでください。

 

3. 感想文

書かれている事はもっともだし、解決できる課題も多いだろう。でも今自分が直面している課題に対しては、以下の部分が一番しっくり来た感じがした。 

 

~ 黄金の手錠 ~

『すべてのチームや組織がすべての人に合うとは限らない。devopsやあなたが大切に思うその他のことを誰もが大切にしてくれるわけでもない。自分に合った新しい場所を見つけることがベストだという場合もあるのだ。』

 

ある程度経験を積んで、ある程度仕事をこなせるようになって、更に求められるようになっているけど、仕事って何か課題を解決した事に対する対価だったりと考えている。これまでしてきた開発だったり、調査だったり、Excelでのデータ整形も出し、進捗管理も、『誰かができない事』を助けてきていたように思う。現状は、既に自分じゃ無い誰かが出来るようになりかけているのに、”会社”の維持のために自分が居るような状況になっていたし、ビジネスモデルがそんなモデルだったんだよね昔から。そう言う文化が好きになれなくて、我慢もできなくて、違う”組織”で喜んで出来る事があるなら、そっちを取るべきだ。もちろん責任も伴うだろうけど、その緊張感も愉しめるなら本当に良い選択だと思う。

あとやっぱり契約関係については曖昧にするんじゃなくて、そこはきっちり周知していく必要があるんやな。っと思ったし、世の中そう言う流れも出て来ていると思う。

 

そういえば高校数学の学び直しがもう少しで終わりそうだ。これが終わったら更に深みにはまりたい。